ゆきのこうま

ノロマという名の通り、人よりも多くのことができないひとりぼっちの青年。ある日、雪で作った子馬が本当の馬になってやってきてくれ、寂しく暮らす生活にひとつの灯がともりました。でも、一人と一頭の楽しい暮らしは小さなことがきっかけで消え去ります…。北欧の物語という前提で長崎源之助がつむいだお話に絵をつけたのは鈴木義治。青みがかった絵のなかに宿るあたたかみや哀しみが胸を打ちます。馬が出てくる物語ってなんだかしんみりするものが多いですね。岩崎書店「母と子の絵本」シリーズの一冊。

*見返しなどに若干のシミあり。経年相応のくたびれあり。それ以外は特に目立つ難はありません。


作:長崎源之助
絵:鈴木義治
発行:岩崎書店
発行年:1976年2刷
215mm x 245mm/28P
ハードカバー


販売価格 1,000円(内税)
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