「灰かぶり姫」「赤ずきん」「ブレーメンの音楽隊」「親ゆび小僧」…慣れ親しんだ物語から耳慣れないものまで、グリム童話を上下で67編掲載。知っている話には意外な発見があり、知らない話には望外な楽しさと気づきが。池内紀によるリズミカルな名訳で贈ります。「誰がグリムに話したか」など、各巻に付された訳者あとがきも読み応えあり。持ちやすく読みやすく、どこからでも楽しめどこででも終われる。文庫ならではの利点とともに、素晴らしい安野光雅の装丁もお楽しみください。
特に目立つ難はありませんが、古い文庫として標準的な状態です。
訳:池内紀
発行:筑摩書房(ちくま文庫)
(上)2012年20刷
(下)1999年13刷
105mm x 150mm / 330〜340P