一匹の小さな野うさぎが迎える初めての冬。真っ白な毛にはえかわり、一生懸命「冬」というものを体で感じます。森のどうぶつたちと様々に関わり合い、やがて雨が降り出すと...? 冬から春へ。季節の移り変わりを、うさぎの視点で描いた作品。巻末には登場する生き物の解説ページもあり、この一冊まるごと自然と親しめる内容。なによりも、生き生きとした動物の表情や背景の野山の繊細な美しさが光る挿絵の素晴らしさ、少し懐かしい図鑑を思わせる緻密なネイチャーイラストレーションが大きな魅力です。
*角のカスレがありますが、大きなダメージではありません。それ以外は古書として標準的な状態です。
著者:千世繭子
挿絵:高野紀子
発行:フレーベル館
発行年:2005年初版
244mm x 258mm
32P