なんにも考えない人は自業自得…タイトルはそんな内容でしょうか、チェコの作家・アシュケナジの文に、チェコの画家・イラストレーターのボフミル・スチュパーンが絵を添えています。繊細な線とユーモアあふれるタッチの融合がコラージュなどでふんだんにみられデザイン的にも楽しい一冊。60〜70年代欧米の、文字主体ではあるけれど挿絵がどうしても見逃せない洒落た本の一冊といえるのではと個人的には思います。児童向けの作品のようで、それ故、おそらく子どもの仕業かと思いますが3-4箇所ペンで色が塗られているところがありますのでご注意・ご了承ください(4枚目の画像参照)。ドイツ語への翻訳版でテキストはドイツ語。挿絵は大小あわせて22点。
*古いペーパーバックですが、色ぬり以外は大きなイタミもなく古書として標準的な状態です。
著者:Ludvik Askenazy
絵:Bohumil Stepans
発行:Kinder-und Jugendbuchklub Domino e.V.
1967年
145mm x 208mm / 80P