深海に生きる魚族のやうに、
自らが燃えなければ
何處にも光はない
水底の微光を探りあてるようにして生み出し、「積年の苦澁をその一首一首に放射して」生を祝福した明石海人のその歌。白描。昭和14年第18版。跋文:内田守人。
*表紙に朱で小さめの蔵書印の押印あり。広範囲に渡ってシミがところどころに、特に裏見返し部分に多く見られます。読む分には問題ありません。古い本ですので事前にどうぞご了承ください。
著者:明石海人
出版社:改造社
発行年:1939年18版
128mm x 190mm / 295ページ
ソフトカバー