『知覚の扉』など神秘主義的な作品でも知られるオルダス・ハックスレーの多彩さが味わえる短編集。「ジョコンダの微笑」「ティロトソン氏の祝賀パーティー」「モノクル」など5編を収録。短い作にこそこの作家の本領がある、と訳者あとがきにあるように、様々な顔を持つ筆が楽しめます。作家のポートレイトをカバーとする特徴あるデザインが魅力だった、かつての新潮文庫の海外作家短編シリーズの一冊。
*本文の若干のヤケなど経年相応のくたびれ等ございますが、古書として標準的な状態かと思われます。事前にご了承ください。
著者:オルダス・ハックスレー
訳:太田稔
発行:新潮社(新潮文庫)
1977年19刷
110mm × 150mm / 244p
ソフトカバー