後ろ向きにしか歩けないざりがにたち。そのうち、ちびざりがにだけが違う行動をとってみた。行く先々で出会う動物たちとのやりとり。日常からの逃避、新しいことへの挑戦、でも本来の自分って? アイデンティティへの気づきと変わらぬ日常の大切さ。そんな普遍的なテーマが、スイスの画家ピアッティの見事なタッチで生き生きと描かれています。太い線、鮮やかでシックな色彩。動物たちの可笑しみある愛らしい表情。デザイナーとしても才能を発揮したピアッティの絵本世界を。
*何ページかにポツポツと茶色のシミあり(4枚目の画像をご覧ください)。それ以外は古書として標準的な状態です。
著者:セレスティーノ・ピアッティ、ウルスラ・ピアッティ
訳:岡本浜江
出版社:佑学社
発行年:1981年2刷
215mm x 290mm / 26P
ハードカバー