まちはずれに開店した小さなレストラン。若いシェフがお客さんを待っていますがいつまでたっても誰も現れず。やっと来てくれたのは…。お店、まちはずれ、不思議な訪問者という絵本の王道とも呼べるシチュエーションが個人的にはたまりません。素朴な絵も室内のしつらえも独特の雰囲気があり楽しい。おおらかな気持ちで、でも細部まで目を凝らしたくなる特別な魅力ある作だと思います。懐かしさと美味しそうな香りと。岩崎書店「えほん・ドリームランドシリーズ」の一冊。
*ところどころ薄くシミがみられますが、本文を楽しむには問題なく、古書として標準的な状態です。
作・絵:田中秀幸
発行:岩崎書店
(えほん・ドリームランド25)
1985年4刷(1985初版)
216mm x 240mm / 30P