新年におとずれる読書の愉しみ、本選びの妙を読む喜び。みすず書房のPR誌「みすず」では、毎年年頭の号にて学者、作家、文人、ライター、翻訳家など140人以上が「前年に読んだ本」という条件で平均5冊の書物を選ぶ読書アンケートを実施してきました。新刊旧刊関係ないその選抜姿勢が潔く好きです。新たな発見、懐かしい一冊、本に関する何かを思い出し何かを期待させてくれる。このシンプルさこそがこの長く続く名企画の魅力なのだと思います。
2024年からは「みすず」の廃刊に伴い書籍の形となっています。価格も大幅に変わっていますが、値打ちがあることには変りなく。執筆者の掲載ページなどが目次でわかるようになり、より読みやすくなっています。今年もまたシンプルながらも贅沢な読書の扉を開いてください。
*写真では表紙がやや青っぽくなっていますが、実際は渋めの紫です。
出版:みすず書房
148mm x 210mm
ソフトカバー(ペーパーバック)
170P