魔術師たちが集う大会にやってきた一人の男。彼のあやつる魔術はいったい? 魔法って魔術ってマジックってなんだろう。合理的に説明できるものとできないもの、そのはざま。ギャリコが60年代に描いたマジカルなものの姿。矢川澄子のイノセントな訳が美しい。そしてこの大和書房版では、上野紀子の魔力めいたカバー絵がやっぱり素晴らしいのです。
*本体は経年相応、ダストジャケットにややカスレが見られますが古書として標準的な状態です。帯にも小さな破れが見られます。事前にご了承ください。
著者:ポール・ギャリコ
訳:矢川澄子
出版社:大和書房
発行年:1977年2版
138mm x 200mm / 265ページ
ハードカバー、帯つき