谷内六郎画集

「いつまで見てゝもつきない夢です。もう夢とサヨナラします。サヨナラ。」

「人さらいのあった晩」「病める孤児」「討入りのありそうな夜」「行ってしまった子」「鯨肉の配給」「るすばんの夕方」「レントゲン室に行く道」…。魅了されずにはいられない題名の連なり。暗く淋しく、儚く美しく。昭和の失われた風景、薄暗がりを覗く心持ち、空想と心細さがまとわりつくひとりぼっちの帰り道…。昭和30年発行の谷内六郎画集。ほのぼのとした童心と幼い頃に抱いたなにものかへの恐れが入り混じった無二の世界。昭和のど真ん中に発行されてなお、当時の読者一人一人の胸を特有の懐かしさに満たしたであろう数々の作品は珠玉です。3本のエッセイと著者自身による作品解題つき。解説:伊藤逸平。


*ダストジャケットに目立つシワとヨレ多し。一部擦り切れ。本体はしっかりしていますが、綴じがゆるくなっている部分もありますので、お手元に届いた後はお気を付けください。


著者:谷内六郎
発行:文藝春秋新社
1955年初版
136mm x 192mm / 96p
ハードカバー


販売価格 4,500円(内税)
*店舗でも同時に販売しておりますので、入れ違いで売り切れとなる場合もございます。その際は迅速にご連絡いたしますので、どうぞご了承くださいませ。

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