夏山の魅力を伝えるべく編まれたハンディな一冊。写真と文章で読者を夏の山辺にいざないます。上高地、八幡平、谷川岳…。ハイキングにキャンプ、沢のぼりに湖。夏だからこその山の味わい。美しいモノクロの写真と新書判という判型、そして発行が昭和30年という点を考えればなお一層この本の趣が伝わります。たとえ山登りに行かなくとも、山をとりまく文化が好きな方なら手にしてみたくなる一冊。
*古い文庫のため開きがよくなっている箇所があり、全体的にくたびれがありますが、中を読む分には問題ありません。ご了承の上お買い求めください。
撮影:風見武秀
解説:近藤 等
発行:河出書房
(河出新書写真篇6)
1955年初版
105mm x 175mm / 78P