花の文化史

文化史家・春山行夫がひもとく花にまつわる様々な事象。サフラン、タンポポ、スイセン…。一輪の花から文学を語り地理を語り風俗を語り。単に花の歴史に止まらず、話題の広がりに独特の奥深さがあります。昭和の粋人という印象のある著者の、これもまた粋な作。恩地孝四郎による装丁、木下杢太郎による博物画的装画も美しく、可憐な一冊です。昭和三十年代の中央公論新書。本書は、このあと第二、第三と続くシリーズの第一巻となります。

*小口に目立つシミがあります。少ないですが、本文にも一部シミが見られます。カバーには折れアトあり。本文を読む点では問題ありませんが、基本的に古い本ですので、諸々の経年劣化はご承知おき頂ければ幸いです。


著者:春山行夫
装丁:恩地孝四郎
装画:木下杢太郎
発行:中央公論社
1954年再版
105mm x 172mm / 205p


販売価格 1,000円(内税)
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