詩人・谷川俊太郎の絵本のしごとを網羅する号。『ねこ』『まるのおうさま』『シモーヌ』『ひとり』『なおみ』など、日本の絵本史でも重要な、そしていつ見ても変わらぬ魅力を発する名作の誕生当時のエピソードを谷川自身が語り、ビジュアルもふんだんに掲載された貴重な内容。この一冊で詩人の絵本界での足跡が俯瞰してたどれるファンにも嬉しい構成です。巻末に『まるのおうさま』の縮刷版が綴じ込みふろくとして付されているのも、2000年当時は驚いたものでした。豪華です。
*雑誌における経年相応のくたびれはみられますが、中も比較的綺麗で大きな問題はありません。
発行:マガジンハウス
発行年:2000年
mm x mm / 186P(付録除く)
ソフトカバー(無線綴じ雑誌)