ちっちゃなほわほわかぞく

「ほわほわかぞくがいたってさ あったかいんだこたつみたいに ちっちゃいんだってだれよりも」…

ほわほわした毛皮に包まれた、小さな生き物「ほわほわ家族」。お父さんとお母さんと子どもが一人。子どもは自由に出かけ小さな体験をし、遊び疲れて帰って来たら晩御飯、そしておやすみの時間にはお父さんとお母さんが歌をうたってくれたってさ。…愛らしくも不思議な生き物が普通の暮らしを営んでいる、子どもは楽しく遊んでいる、ただそれだけの絵本がどうしてこんなに胸にしみるのか。何も起こらない、ただあるだけ、それだけで輝く。この絵本が世界中で愛される意味がそこにある気がします。普通の暮らし、普通の家族、子どもの安心、見守る大人。ブラウンの文とガース・ウィリアムズの柔らかな絵とともに、谷川俊太郎の歌うような訳が魅力。原題は「Little Fur Family」。「Fur」を「ほわほわ」と訳した谷川さんはやっぱり素晴らしい。

*一部ページのヨレなど経年によるくたびれはみられますが、おおむね古書として標準的な状態です。


作:マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵:ガース・ウィリアムズ
訳:谷川俊太郎
発行:童話館
2016年 20刷
162mm x 220mm / 32P




販売価格 800円(内税)
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