味・そぞろある記

神戸在住の歌人・文人であり製粉会社の副社長という肩書きも持つ著者が編集した兵庫の美味道中。刊行は昭和35年(1960)。参加した執筆者が出会った戦前戦後の兵庫のうまいもの。それぞれの舌の思い出にそれぞれの筆が冴えて。執筆陣には神戸の詩人・竹中郁も含まれ、独特の味わいを醸しています。装丁を担当した神戸の版画家・川西英のデザインもこの本にふさわしく、素晴らしい。巻末の「あんけえと」には、足立巻一、岡部伊都子、田中千代らの名前も。古い昭和の食本が好きな方にもぜひ。現在も続く、神戸新聞社主宰のじぎく文庫からの一冊。


状態について以下の点をお読みください。

*表の見返しと裏の奥付部分に、編者の仲郷氏の死亡記事や追悼記事が貼り付けられています(画像4番目をご覧ください)。
*裏見返しには、手製でつけていたと思しきカバーのセロテープ痕あり。
*竹中郁の執筆部分のみ数カ所赤線が引かれています。
*それ以外は、表紙本文ともに目立つシミはありません。小口には若干シミが見られます。
*当時ののじぎく文庫会員募集の用紙付き。

以上、諸々ご了承くださいますと幸いです。

文:仲郷三郎
装丁:川西英
出版社:のじぎく文庫
発行年:1960年初版
136mm x 188mm / 219P
ハードカバー(DJは元々なし)


販売価格 900円(内税)
*店舗でも同時に販売しておりますので、入れ違いで売り切れとなる場合もございます。その際は迅速にご連絡いたしますので、どうぞご了承くださいませ。

SOLD OUT

* 発送の梱包材には基本的に反故紙を再利用しております









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