エリザベス・ボウエン、ウェルズ、レ・ファニュ、ジェイムズらイギリス出身あるいはイギリス的な背景を持つ作家たちの「怪奇もの」を9篇集めたアンソロジー。ゴシック、正夢、復讐、トリック、奇想科学…様々な味わいあれど、必ずそこに霊的なものをまとわせ読者を魅了する語り口の素晴らしさ。怪奇なるものに惹かれる人はぜひ。橋本槙矩による軽快かつエレガントな訳も美しく、巻末の解説も読み応えがあり、最後の1ページまで楽しめます。アンソロジーの魅力を存分に。
<収録作品>
革の漏斗(コナン・ドイル)
故エルヴィシャム氏の物語(H・G・ウェルズ)
ある古衣の物語(ヘンリー・ジェイムズ)
猫は跳ぶ(エリザベス・ボウエン)
二人の魔女の宿(ジョセフ・コンラッド)
マダム・クロウルの幽霊(J・S・レ・ファニュ)
蝿(アントニー・ベルコー)
不吉な渡し舟(ジョン・ゴルト)
月に撃たれて(バーナード・ケイベス)
*小口にシミあり、ほか経年相応のくたびれ・くすみ等ありますが、おおむね古書として標準的な状態です。
作:エリザベス・ボウエンほか
発行:福武書店(福武文庫)
装丁:菊地信義
1990年初版
110mm x 150mm / 238p
ソフトカバー